千葉県公安委員会 第44170075号

離婚を考えた時に必要な事

「離婚する夫婦」(後半)

離婚する夫婦には前兆・予兆がある!?
5. すれ違いの生活

お互いに仕事をしていれば、なかなか一緒にいられないこともあります。
すれ違い生活が続き、夫婦でいることの意味を失ってしまうと、気持ちがどんどん離れてしまいます。

それを防ぐために毎日無理に予定を合わせるのではなくて、この日だけは一緒に過ごそうと休みを合わせてみるというように、少しずつ改善することが大切です。

このときの注意点としては、ただ長時間一緒にいるのではなくて、質を考えることです。
短時間でも濃い時間を過ごすことができれば、気持ちが離れることはありません。

むしろ、無駄な時間を過ごしたと感じてしまうようならば、余計に気持ちが離れてしまうのです。
時間がない2人だからこそ、時間を大切にした過ごし方を考えていきましょう。

6. 精神的な暴力・モラハラ

肉体的に攻撃を受けるのではなくて、精神的に追いつめる暴力もあります。
体の傷や痣というように目に見えるものではないので、他の人にわかってもらいにくく、自分の中に抱え込んでしまうこともあります。

そうならないように、自分がつらいと感じた時点で専門家に相談をするのが一番いい方法です。

その上で、離婚や別居を突きつけるなど、本人が反省をして、できることは何でもすると誓わせます。
この場合、本人の本気度がポイントになってくるので、口先だけのようならば、潔く離婚をした方が自分を守るためにもいいと思います。

7. 親との同居

「結婚前から将来は同居と言われていたけれど、今さら生活を変えるのは無理」「自分の生活のリズムができてしまっていて、ペースを乱されるのは嫌だ」「夫の親が苦手なので、一緒に生活したくない」……結婚生活を通してそう感じる人は少なくありません。

それでも、どうしても同居をしなければという局面になり、結局は離婚に至った人もいます。

また、介護が必要になった親を看るために実家に帰った妻もいます。
「親の家に住んでケアするので、一人の方が気が楽」と離婚を切り出した女性もいます。そうなると、男性は大慌て。

「僕も君の実家に行こうか、一緒に暮そうか」と提案しても、女性は「結構です」の一点張りで話が進みません。
そこで夫側が「僕の親はどうなるんだ?」と発言し大揉めしたケースもあります。

解決策としては、親の近所に住む「別居近住」をすることが挙げられます。
老親世帯と子世帯が住むのに近すぎず遠すぎない適当な距離として「スープの冷めない距離」とはよく言ったもの。
一つ屋根の下に住まなければ、ややこしい問題を回避することも可能です。
親と自分たち夫婦との距離を保つことがポイントというわけです。

8. 家庭をかえりみない

男性の中には、仕事さえしていればすべて許されると思いこんでいる人が多くいます。
いわゆる士業やエグゼクティブなど、富裕層の男性ほどそういった傾向も多いようです。

例えば、医師であれば重篤な患者さんのためになかなか帰宅できないこともあるでしょう。
経営者にしても、軌道に乗っていない大変な時期には、家に帰らず、休みの日も働くといった毎日が続きます。
それを理解できていない女性の場合には、「ずいぶんと遊んでいるのね」と思って、そのまま離婚に至ってしまったこともあります。

この原因は、コミュニケーション不足です。事情を説明すれば、妻だって状況を理解できます。
仕事の話をしても無駄と思わずに、話をして現状を理解してもらう努力をしましょう。

女性の方も、帰宅しない理由を聞く勇気が必要です。最初は仕事の話かもしれませんが、話をすることで、お互いを深く知るきっかけになります。

再婚者が語る離婚の前兆・原因・共通点は以上です。

離婚の原因や予兆は夫婦によって様々ですが、いずれにせよ、いきなり離婚になるわけではありません。
離婚は悪いことではありませんが、できれば避けたいこと。上記の8つに当てはまるものがあれば、行動してみましょう。

コミュニケーションこそが夫婦をつなぎ止めておく術になるのです。

 

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